育児の中で思わず言ってしまう「もー。」が大集合！つむぱぱの新シリーズ「もー。」の企画展が東京ソラマチで開催中

SNSの総フォロワー数170万人超え、パパママ層に大人気のクリエイター つむぱぱ さんの企画展「もー。展」が、2024年9月13日から9月23日(振休)まで、東京スカイツリータウン(R)内の東京ソラマチ(R)4F12番地のイベントスペースで開催中だ。

かなりユニークな展覧会名に、「『もー。展』って、何？」と思う人も多いだろう。本企画展は、普段の子育ての中で、思わず子どもに「もー。」っと言ってしまいたくなるシーンを、コミカルでかわいい動物の親子で表現する新シリーズ「もー。」を集めたものになっている。2023年大阪で実施された同イベントでは、6日間で約8000人が来場するという人気ぶり！関東での開催は初となる今回は、新たなコンテンツが加わったパワーアップ版ということで、自身も子育て真っ最中というモデルの小関麻希さんが展覧会の様子をリポートしてくれた。

3000件を超える応募の中から厳選された「もー。」エピソードが集結！

娘の“つむぎ”ちゃんや息子の“なお”くんとの日常を、楽しくかわいく描いた漫画がパパママ世代から厚い支持を受けているつむぱぱさん。展示エピソードはつむぱぱさんのInstagramで募集し、全国から寄せられた3000件を超える「もー。」の中から選ばれた作品たちで構成されている。

大きな「も」の文字がインパクト大なメイン会場には、つむぱぱさんのイラストとともにさまざまなエピソードが展示されていて、どれも「あ～、これ、気持ちわかる～！」という言葉が出てきてしまうものばかり。各エピソードの前にはボックスが置かれていて、共感できるものに来場者が黒ボールを投票。箱の中が黒いボールで埋められていくと、長～い「もーーーーーーーーーー。」が完成する仕組みになっている。

大阪会場で一番共感を呼びボールがたくさん投票されたエピソードは、「長蛇の列を耐え抜きもうすぐレジというタイミングで『ママ、おしっこー！』」だそうで、400個も投票されたとか。同じくらいの人気度だった「やっと子どもが寝たのにパパの帰宅で起きちゃった！」エピソードには、つむぱぱさんも「これ、僕もしょっちゅう言われます…。なので、遅くに帰るときは“忍者”みたいになってますね(笑)」と経験談を話してくれた。

また、いろいろな形のかわいい吹き出しに書かれた「もー。」エピソードが吊り下げられたブースもあり、自身も4歳の息子さんをもつ小関さんは「もう、全部共感！当てはまらないものがないです‼」と、一つひとつの展示を前に、時に大きく頷いたり、時に噴き出したりしながら楽しんでいた。

新コーナー「もー。検定」で「もー。」センスを測定⁉

今回新設されたのが、自分の“もー。レベル”を判定する「もー。検定」コーナー。検定方法はいたってシンプル。「もー。」っぽいエピソードがアニメーションで映し出されるので、それが「もー。」なエピソードだと思ったら、マイクに向かって大きな声で「もー！」と言う(中には「もー。」かと思いきや、「もー。」じゃないエピソードも)。ランクはベビー級から達人級まで5段階あり、認定書をもらうことができる。

ほかにも、子どもがやらかしたシーンを再現したフォトスポットや、自分の「もー。」体験を書いて貼れるコーナーなどもあり、来場者と一緒に作り上げていく参加型の展覧会になっているのもうれしいポイントだ。「子どもと一緒に来るのもおすすめ！ぐちゃぐちゃになったパスタの前に座らせて写真を撮りたいですね。黒いボールを箱に入れるところもかなり楽しめそうだけど、全部の箱に勝手にボールを入れられちゃったりして、ここでも『もー！！！』が連発しそう(笑)」と、小関さんも再来場を楽しみにしている模様。

見てほっこり、読んでも楽しめるつむぱぱアイテムが勢ぞろい！

会場には、つむぱぱグッズが買えるショップが併設されていて、新商品や限定グッズも豊富にラインナップ。グッズの中でお気に入りをつむぱぱさんに伺うと「『風呂上がりにびしょ濡れで大脱走』の様子を描いたフード付きタオルはおすすめ。びしょびしょにされないようにぜひお風呂上がりのお子さんにかぶせてあげてほしい」とのこと。

ほかにも「もー。展」でしか手に入らないアイテムも登場しているので、ぜひ会場でチェックしよう。

会場では9月26日(木)発売予定のつむぱぱさんの新刊「子育てのもー。図鑑」が先行発売。展覧会で見られる作品以外のエピソードも含め全100エピソードが収録されている。こちらも「あるある！」とか「それな！」と突っ込みたくなる話が満載だ。

小関さんは、掲載されているエピソードの中で「おろしたての靴に限ってやらかす」に大共感！「かわいい靴を買って初めて履かせた日に限って、気が付くと片足がないんです…(涙)。必死になって探すけど見つからず、でも片足だけになっても『高かったのに…』と潔く捨てることもできない(苦笑)。今はもう4歳なのでそういうこともなくなりましたけど、これを読んでいて懐かしさが込み上げてきてほっこりしました」と、当時を思い出しながら話してくれた。

このように、子育て中のパパママには共感の嵐に違いないし、まだ子どもを持ったことがない若者には育児の教科書としても楽しく、また子育てを卒業した世代には当時の貴重な瞬間を思い出す機会を与えてくれる「もー。展」。育児には「もー。」がつきものだけれど、この展覧会を訪れれば、どんな「もー。」もかわいく愛おしく思えて、最後は誰もが笑顔になれるに違いない。

「子どもって、毎日『もー。』なことをやってきますよね。でもそんなとき、一人で「もー。」という言葉だけを子どもに発していると単にストレスになってしまうんですけど、こうやっていろんな「もー。」を集めて、「これ、すごくわかる！」とか「こんなことあったね」と笑い合ったりすることで、楽しいできごとになったり、数年後に思い返してみれば子育てって素敵で尊いものだったねと思い返すきっかけになったりする。そんな機会にこの展覧会がなればうれしいです」(つむぱぱさん)

子育て経験のあるパパママなら「わかる！」を連発するであろう、くすっと笑える企画展「もー。展」。ぜひ遊びに行ってみて！

撮影＝島本絵梨佳
取材・文＝水島彩恵

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