ピーターラビット(TM)の絵本の世界を体感!タオル美術館で限定カフェメニューやグッズも販売する企画展がスタート
2024.9.20 UPDATE!!
2024年9月7日から2025年5月27日(火)まで、愛媛県今治市にある
タオル美術館
では絵本「
ピーターラビット
のおはなし」の世界観を表現した「
PETER RABBIT(TM) in TOWEL MUSEUM
」が開催中。タオル生地で表現された数々の場面やフォトスポット、愛媛の特産「みかん」や柑橘類をイメージしたイベント限定グッズ、期間限定カフェメニューなどもあり、これは見逃せない!さっそく、モデルの古河真奈さんが会場へ行って体験してきた。
まるで絵本の中に入ったみたい!「オレンジガーデン」はフォトスポットだらけ
絵本出版から120年、世界中で愛され続けるうさぎ・ピーターラビット(TM)とタオル美術館のコラボは、今回が初めて。会場に入ると最初に目に飛び込んでくるのは、ピーターラビットとたくさんの仲間たちが楽しく遊ぶ「オレンジガーデン」だ。
愛媛のみかんと英国・湖水地方のオレンジをモチーフとした「オレンジガーデン」には、パネルになったピーターラビットたちがお出迎え。「かわいい!絵本の中に入ったみたい!」と思わず声をあげた古河さん。すぐにみんなと記念撮影!
壁を彩るのは、企画展のために作られた20メートルの巨大なロングタオル。タオル美術館の庭園をイメージしたデザインで、ピーターラビットと仲間たちが、たわわに実ったオレンジを収穫するオリジナルの物語が描かれている。
図柄のなかには、タオル美術館の建物もデザインされていて、まさにここでしかみることのできない一点もの。「これは感動!本当にタオル?と思うほど、繊細できれいな色使い。ピーターたちもいきいきしていて、躍動感を感じますね」と大興奮だ。
ピーターラビットの尻尾をイメージしたタオル展示も発見!このもふもふした尻尾は、タオルに加工される前のコットン素材でできているそう。
フォトスポットも大充実で、「オレンジガーデン」中央にはタオル生地でできたピーターラビットとベンチに座って撮影できる場所が。愛媛のみかんをイメージしたオブジェもすべてタオルでできている。「クッションの手触りがなめらかで最高。ピーターラビットが、出迎えてくれたみたいでうれしいです。ほんとに絵本の中に入った気分になってきた!」
もう一つのフォトスポットは、寝そべったピーターラビットと一緒に。こちらもタオル生地で作られたもので「寝転がった姿は貴重かも!この尻尾もかわいいな」。
20メートルのビッグタオルのほかにも、四季を描いたタオル展示があり、こちらも必見!春はイチゴやベリー、夏はアイスキャンデー、秋はハロウィンを連想させる収穫、冬はクリスマスがイメージされている特別なもので、企画展でしか観ることのできない場面がタオルで表現されている。
ピーターラビットが、オレンジ色のアイスキャンデーを持って駆けていく図柄の「夏」。絵本のなかにもアイスキャンデーを持つ姿は登場しないらしく、企画展だからこその名場面だ。
真っ赤な背景に靴下やプレゼントボックスがデザインされた「冬」。実際にクリスマスツリーも飾られて「ピーターと一緒のクリスマスなんて、素敵すぎません!?」。
まさに「オレンジガーデン」は、この企画の最大の推しスポット。絵本の世界をより身近に感じられる工夫がいっぱい詰まっている。
湖水地方を守りたい。作者「ビアトリクス・ポター(TM)」の思いにも触れる
「オレンジガーデン」を抜けると、次は、作者「ビアトリクス・ポター(TM)」についての解説展示が登場。湖水地方を愛し、この地を舞台に「ピーターラビット(TM)」シリーズを書き続けた彼女は自然保護への思いが強く、絵本の印税で湖水地方の土地を購入し、自然保護団体に4300エーカーをこえる土地を寄贈するなど、絵本の舞台の自然を守り抜いた人だ。このサスティナブルな視点と、タオル美術館が行う再生糸「REBORN COTTON」といった取り組みが共鳴し、今回のコラボ企画展が実現したのだという。
「上映されているイメージムービーを見て、実際にある湖水地方が絵本に閉じ込められているんだなと知ると、湖水地方の自然が身近に感じられますね。こんな風景のなかでピーターラビットたちが暮らしていたんだな、と想像を膨らませました」。
壁には、タオルで表現した「ビアトリクス・ポター」の肖像画も。「モノクロの印影をタオル生地だけ作っているのがスゴイ!」と驚きを隠せない様子だった。
カラフルなグラデーションがまぶしい!色糸で表現した限定絵本の表紙たち
続いて現れるのが、タオルに使われる糸巻き!赤紫から青、緑へと変化する色のグラデーションはまるでアートのよう。そのカラフルな色糸をたっぷり使い、110周年記念として本国で発売された絵本の表紙をタオルで制作したものが並ぶ様子は圧巻だ。
一番目を引くのは、澄み切った青の表紙。ピーターラビットが着ているジャケットの色と同じでスキッと澄み渡る空のよう。
「色のグラデーションが本当にきれい。パステルカラーは癒やされますね。こんなにたくさん色を使っているから、絵のような表現ができるんですね。表紙は、私も『青』が好き!」
おいしい、かわいい、限定スペシャルメニューも!
1階ミュージアムカフェには「オレンジガーデン」をイメージした、3つのスペシャルメニューが登場。なかでもイチオシは「ピーターラビット(TM)のスペシャルデザートセット~シェフ特別の1品をのせて~」(2000円、ドリンク付き)。こちらは14時~18時(LO17時30分)限定で提供される。
サンドイッチ、スコーン、パウンドケーキ、クレームブリュレ、フルーツがのって、まるでプチアフタヌーンティーのよう。ウサギの耳のカタチをした食器でかくされているのは、シェフ特製の1品。開けてみると…?
中から、ピーターラビットが描かれたフレンチトーストがお目見え!マーマレードで作った甘酸っぱいソースをかけて味わって。
セットドリンクは珈琲、カフェオレ、紅茶、オレンジジュースの4種類の中からピーターラビットが描かれたカフェオレをチョイス。
「ここでもピーターラビットに会えるなんてうれしい!耳の食器はかわいいし、フレンチトーストも外はカリッと中はまろやかでおいしいです。甘酸っぱいソースをぜひかけて。さわやかな酸味が加わっておすすめです!私、普段からスコーンが大好きなのですが、このスコーンは、しっとりサクサクで上品な味わい。大満足です!」
また、愛媛らしさを実感できるのが「みかんたっぷり ピーターのみかんパンセット~マーマレード添え~」(1000円、ドリンク付き)。愛媛の特産、みかんがたっぷり練り込まれたデニッシュで、フルーティーな風味がたまらない。
「みかんの酸味がふんわりと溶け込んでいて、生地そのものがおいしい。とても手間をかけて作られていると感じます」
もう1点は、フレンチトースト、スペシャルサンド、ロールパンがセットになった「ピーターと3つのブレッドのブランチセット~オレンジジュース添え~」(1300円、ドリンク付き)。
「3種のパンが一度に味わえるのはうれしい。ロールパンの風味も良いですね。サラダやオレンジジュース、スープまで付いて、バランスも抜群!」
ここでしか買えないオリジナルグッズもオレンジ尽くし
グッズ販売コーナーには、企画展のみで販売されるピーターラビットグッズがスタンバイ。「オレンジガーデン」をイメージさせる「オレンジ柄のオリジナルタオル」は、フェイスタオル(1980円)、ミニハンカチ(990円)、バスタオル(3850円)とサイズも豊富だ。ここでも、ピーターラビットの尻尾のかわいさをフィーチャー!
仲間たちが大集合した「ミュージアムミニハンカチ」は、タオル美術館の建物が描かれており、お土産にぴったりだ。
この柄は、展示物の最後に登場するタオルアートをハンカチに仕上げたもの。「PETER RABBIT(TM) in TOWEL MUSEUM」の最後に、来場者をみんなでお見送りするように飾られているのでぜひチェックを。
企画展を体験した古河さんは「絵本のなかに入り込む、巨大なセットのようでした。なかでも『オレンジガーデン』はフォトスポットが充実で、ベンチや巨大なぬいぐるみなど、かわいさに吸い寄せられるように駆け寄ってしまいました。他の展示もタオルでできているとは思えないリアルさ。特に20メートルのロングタオルは迫力があり、キャラクターの表情も豊かで感動しました」と振り返った。
4階にある庭園では、冬季に3Dプロジェクションマッピングも!
企画展を観終わったあと、4階にある「ヨーロピアンガーデン」へ足を運んでみた。緑の芝や木々が美しい庭園は、湖水地方を思わせるタオル美術館のもう一つの自慢だ。
「緑がまぶしい!空気も澄んでいて、開放感も満点!気持ちがいいので散策しちゃいました」と古河さん。
この庭園では2024年11月2日(土)~2025年1月31日(金)の期間中、イルミネーションが実施され、ピーターラビットとコラボした3Dプロジェクションマッピングを開催予定。初日には、打ち上げ花火も上がるそう(予定)。
いろんなお楽しみが詰まっている「PETER RABBIT(TM) in TOWEL MUSEUM」。次のお休みは愛媛をマーク。タオル美術館で待つ、ピーターラビットと仲間たちに会いに行こう!
取材・文=田村のりこ
写真=山田絵里
モデル=古河真奈(DIVA)
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