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100人の保育士が推薦する絵本「パッピプッペポー」、子供が夢中になる理由とは?
2023.4.10 UPDATE!!
就学前の小さな子に読み聞かせたい絵本をピックアップ!今回紹介するのは、文・あいはらひろゆきさん、絵・宮野聡子さんの「パッピプッペポーのパンケーキ」と、新作の「パッピプッペポーのチョコさがし」(共に1430円)。こぐまの3きょうだいが、温かくやさしいストーリーを繰り広げる。
子供が夢中になる要素がたっぷり詰まったこのシリーズ。まず、子供の心をわしづかみにするのが、3きょうだいの名前“パッピ、プッペ、ポー”。楽しい破裂音で、思わず声に出して真似する子も多いはず!
![「パッピプッペポー」シリーズ1作目](https://news.walkerplus.com/article/1129364/11614634_615.jpg)
![【写真】「パッピプッペポー」シリーズ新作](https://news.walkerplus.com/article/1129364/11614633_615.jpg)
「パッピプッペポーのパンケーキ」では、愛らしい3きょうだいがおばあちゃんのために材料を集め、とびきりおいしいパンケーキを作る。ところが、味見を繰り返しているうちにパンケーキはどんどん小さくなり……。誰かを喜ばせたいという動機は、小さな子供にも十分理解できる。さらに、材料を牛やにわとりに分けてもらうシーンは、食材を大事にしようという気持ちを育むことにつながるだろう。中には料理に興味を持つ子供もいるかもしれない。頼もしい豊かなヒゲのおじいちゃんからは、強い安心感が得られるはずだ。
![「パッピプッペポーのパンケーキ」ストーリー概要](https://news.walkerplus.com/article/1129364/11614631_615.jpg)
![「パッピプッペポーのチョコさがし」ストーリー概要](https://news.walkerplus.com/article/1129364/11614630_615.jpg)
一方、「パッピプッペポーのチョコさがし」では、姿を消してしまった黒猫の“チョコ”を3きょうだいが探しに出かける。チョコの不安な気持ちを想像して、いち早く見つけてあげようと奔走する3きょうだいだが、チョコにはチョコの譲れない事情があったのだった。冒険に繰り出すワクワク感、ミッションを完遂するまでのドキドキ感に、チョコを見つけ出した時のうれしい気持ちと、驚くべきオチ……と、子供の感情は目まぐるしく変化していく。もちろん、「パッピプッペポー」シリーズならではのおいしそうな料理も登場。テーブルいっぱいに並んだごちそうが、子供の食欲を刺激してくれる。
「パッピプッペポー」シリーズは、全国の書店やKADOKAWA公式オンラインショップ「カドカワストア」、ネット書店などで発売中。KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」では、特製のぬりえ&きせかえもダウンロードできる特集ページも展開しているので、こちらも合わせてチェックしておきたい。
特集ページはこちら
https://yomeruba.com/news/entry-12853.html
なお、作者のあいはらひろゆきさんは2022年6月に急逝された。「パッピプッペポーのチョコさがし」は遺作となる。愛のあるやさしい作品に触れ、あいはらさんを偲ぼう。
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「パッピプッペポー」シリーズ特集ページ