【キャラコミWalker】漫画「限界畜生ども」／夢女子のフォレスト

Twitter、Instagram、FacebookなどSNSの“一般化”により、プロ・アマ問わず誰もが自身の創作物をインターネットで発表できるようになり、時代はまさに「1億総クリエイター時代」。一方で、インターネット上には大量のコンテンツが溢れ、才能を持ったクエリイターが埋没している現状も。そこでキャラWalkerでは、次なる若手クリエイターの発掘と育成を目的とした 「キャラコミWalker」 を開設。有望クリエイターたちの作品を世の中に発信していく。

第3回はSNS活躍する夢女子のフォレスト(@ororor51)さん。

作品名：限界畜生ども

実社会では自分の趣味をおくびにも出さずに振る舞っている「隠れオタク」も多いのではないだろうか？卵の殻をかぶったヒヨコ・卵鉄仮面もその1人だ。

ある日、「武装語(ぶそうがたり)」というアニメの主人公男2人の関係性について話す、卵鉄仮面の友人であるゆめちょとふっぱ。一方は「W主人公は私のことが好きだから」と夢小説目線で、もう一方は「2人は絶対付き合ってる」とBL目線で、お互いに自分の解釈をゆずらない。そんな2人から突如意見を求められた卵鉄仮面。ここでうかつに偏った解釈をしてしまうと自分の趣味がばれてしまう…と判断し、「2人のことを純粋な目で見てる」と、あくまでピュアでフラットな立場を貫くのであった。

「BL」と「夢小説」という特殊な趣味を隠すことなく、自分の欲望に対して忠実に生きているゆめちょとふっぱ。そんな2人を客観的に見て、自分は趣味を隠したまま生きたいと思う卵鉄仮面。しかし、推し画像を見るのはやっぱり止められず、スマホがあれば四六時中検索してしまう…。周りに趣味がバレる日もそう遠くはなさそうだ。

電車に乗っている時、推しの画像を見たくなった卵鉄仮面。欲求が抑えらず、まるでトイレを我慢している人のようにそわそわしてしまう。しかし、こんな周囲に人がいる状況で推しの画像を見るのは危険すぎる！苦肉の策として選んだのが自分の体を壁にすること。スマホをメリメリと体にめり込みながら、推しを愛でる卵鉄仮面であった。

推しを調べすぎて、検索時についつい推しに関するワードを入れてしまうのもオタクあるあるではないだろうか。

ある日、仕事で新幹線の情報について調べるよう頼まれた卵鉄仮面。しかし、検索窓に「新幹線」だけではなく、あろうことか「自主規制」というパワーワードまで無意識に入れてしまいピンチに！慌ててモニターを破壊して、なかったことにした卵鉄仮面。しかし、PC本体には「新幹線　自主規制」という検索履歴がしっかり残っていることだろう。検索履歴は便利な反面、隠れオタクにとって時に凶器となる機能だ。検索時にはくれぐれも気を付けたい。

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取材協力： 夢女子のフォレスト(@ororor51)