大和郡山の観光スポットとして人気が高い「郡山城跡」。築城から400年以上経った今でも、内堀や石垣が当時のまま残っており、整備された遊歩道で自然を感じながら散歩することができます。郡山城跡でたくさん歩いたあとは、イオンモール大和郡山でご褒美スイーツを満喫しました。
※同記事の情報は2025年1月再取材時のものです。
「郡山城跡」の石垣に隠れたさかさ地蔵!?

戦国武将・筒井順慶が1580年に築いた「郡山城」。近世期には、豊臣家、水野家、松平家、本多家、柳澤家の居城となりました。こちらの追手門は1983年に復元されたもので、ほかの城郭や遺構などを参考に、豊臣秀長が増築した当時の姿を再現したのだとか。まだ歴史には興味がないうちの子どもですが、由来を話すと「お城って大きかったんだろうね」と少し興味を持った様子でした。

これは一体何だろう?と見ていたのは、石垣の中に隠れている「さかさ地蔵」と呼ばれるお地蔵さんです。「郡山城」を築城する際に、石材の代わりに平城京羅城門の礎石や多くの石仏群が使われたそう。「さかさ地蔵」もその中のひとつだそうです。

よーく目を凝らして見ると、右手に錫杖、左手に宝珠を持った約90センチのお地蔵さんが、確かに逆さになったまま組み込まれています。「わ!本当にお地蔵さんがいる!なんで!?」と子どもはビックリしていました。

「よく見ると、いろんな石が使われているんだねー」と石垣を観察しながら、天守台展望施設へ向かいます。

天守台展望施設からは、大和郡山の街並みだけでなく、若草山や三輪山、平城京大極殿や薬師寺といった史跡も一望できます。ちなみに「郡山城跡」には、堀を囲うように約800本のソメイヨシノなどの桜が植えられていて、「日本さくら名所100選」に選出されています。秋はもちろん、春に訪れるのもおすすめです。

歴代郡山藩主自筆の書物や絵画をはじめ、数々の貴重な文化遺産を所蔵している「柳沢文庫」。入口には、子どもが喜ぶスタンプコーナーがあります。
郡山城跡
住所:奈良県大和郡山市城内町
電話番号:0743-52-2010 (大和郡山市観光協会)
営業時間:天守台展望施設 10月~3月:7時~17時、4月~9月:7時~19時
定休日:なし
観覧料:無料
季節ごとに32種類の味が楽しめる「サーティワンアイスクリーム」

たくさん歩いたあとは、おやつを食べにイオンモール大和郡山へ。‟毎日違ったアイスクリームを楽しんでもらえるように”と、バラエティ豊富なフレーバーを取りそろえる「サーティワンアイスクリーム」。アイスクリームを使ったサンデーやドリンクなどもあり、メニューが充実しています。

子どもは「どの味も気になる」と、真剣な表情で悩んでいました。

「お子さまには、ポップロックキャンディがパチパチはじけて楽しいホッピングシャワーが人気ですよ」とスタッフの方が教えてくれました。スモールサイズ320円。レギュラーやダブルなど、サイズがいろいろあるのもうれしいポイントです。
サクサクのクロワッサンたい焼きが自慢の「銀のあん」

「お兄ちゃんのお土産も買いに行こう」と向かったのは、たい焼き専門店の「銀のあん」。

北海道産の小豆を昔ながらで製法で炊いたあんを贅沢に使ったたい焼き。高温で両面から一気に焼き上げるのがおいしさの秘訣だそう。

たい焼きを焼く様子を初めて見る子どもは、「すごい!もう鯛になってる!!」と釘付けになっていました。

24層に仕上げたクロワッサン生地が自慢のクロワッサンたい焼き(写真はあずき1尾240円)。鉄板の間から余分な油分を落としながら焼き上げるので、口当たりがさっぱりしています。「サクサクしていておいしいね」と子どもは大満足でした。
※期間限定メニューの有無は時期により異なります。
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私が行ってきました!

西村円香●4歳、8歳、10歳の三兄弟のママ。みんな甘いものが大好きなので、お土産もたくさん買ってかえりました!