奥多摩の大自然を感じるグランピングスポット

2020.03.25

奥多摩湖を見下ろす高台という絶好のポイントにあるグランピング施設「Circus Outdoor TOKYO(サーカス アウトドア トウキョウ)」。大型テントの中に家具を入れた空間づくり、本格的なフランス料理の提供など、通常のキャンプとは一線を画す独自のスタイルは、オープンから2年たった今も人気の理由となっている。利用者はここでどんな体験ができるのか。新緑を待つ奥多摩を訪れた。

テントと家具が本来のグランピングスタイル

「Circus Outdoor TOKYO」では、布一枚隔てた外が大自然である事とテントと施設内にアウトドアのアイテムを一切置かない事を徹底している。テントの中を見て驚くのは、森には不釣り合いなアンティーク家具の数々だ。「グランピングの起源は、英国をはじめとするヨーロッパの貴族たちが休暇でアフリカに狩りに行く際に自国の家具をテントの中に持ち込んだ事から始まったと言われています。私たちはその起源を忠実に再現したいと考えました」と、「Circus Outdoor TOKYO」副代表の田中シュナイダー茜さん。

森の中での慣れないテント泊は、都会暮らしの人にとって新鮮な体験になるとのこと。「外と部屋を隔てているのは布一枚だけ。風や動物たちが立てる音が聞こえたり、鳥の声を聞いて朝目を覚ましたりするのもテントならでは。素敵な家具に囲まれて快適に過ごしながら、自然を近くに感じていただきたいと思っています」

その自然を身近に感じられる場所として、奥多摩の地を選択。「もともとはすべての荷物を8トントラックに積み込んで、サーカス団のように山梨、静岡、長野などを転々としながら、2日、3日だけ営業するスタイルでグランピングをやっていました。その当時から、いずれは『東京の秘密の森に世界一美しいアウトドアフィールドを作る』というミッションを掲げていて、場所探しをしていたときにご縁があってこの場所に出合うことができました」と振り返る。

“何もしないことをする”のすすめ

「Circus Outdoor TOKYO」ではチェックインする際にスマートフォンやタブレット端末、パソコンなどを預けるデジタルデトックスを勧めている。「ぼーっとしたり、のんびり景色を眺めたり、“何もしないことをする”を試していただきたいんです」と、田中さん。デジタル依存になっている現代人に、日常のスイッチをオフにして過ごすことの提案だ。なお、端末を預けた人に限り、滞在中の素敵な一コマをプロのカメラマンが撮影してくれるサービスが付く。

客室はストーリーの異なる5つのテント

「Circus Outdoor TOKYO」にはコンセプトの異なる5つのテントが用意されている。室内はサーカス団から連想できるストーリーに沿ってそれぞれのコンセプトで作り込まれているため、家族で宿泊できる「Jumpin' Jackalope(ジャンピン・ジャッカロープ)」、独特の家具が並ぶ「Sheep Ship(シープ・シップ)」、スタイリッシュ な「Blueberry Unicorn(ブルーベリー・ユニコーン)」、世界中から調度品が集められた「Pink Elephant(ピンク・エレファント)」、最高級の部屋「Royal Griffin(ロイヤル・グリフィン)」、それぞれの雰囲気は全くの別もの。ただ、どれもセンスよくフォトジェニックに仕上がっているので、どの部屋に泊まろうか迷ってしまうところだ。

例えば、「Sheep Ship(シープ・シップ)」は、サーカス団の衣装チームが使っていた部屋、がコンセプトの部屋。天井からはさまざまな柄の色合いのファブリックに纏われて、賑わいが感じられる。衣装だけでなく裁縫全般を担当していたようで、部屋には多くのクッションや張り替えたばかりのソファーなどがある。宿泊料金は1名5万5000円(税別)、2名まで宿泊可能。

ちなみにインテリアはさまざまな家具メーカーがCircus Outdoor TOKYOのコンセプトとストーリーを元に内装をプロデュースしており、ダイニングエリアは三宿(みしゅく)にあるアンティークショップ「THE GLOBE」が内装をプロデュースしている。ダイニングやテントなどの内装に気に入ったものがあれば購入できるというのも面白い試みだ(家具は不定期で入れ替えられる)。

ディナーは本格フレンチのフルコース!

グランピングでは食事も大切な体験の要素。「Circus Outdoor TOKYO」では家具と同様、料理も本格的なメニューにこだわる。夕食はフレンチのフルコース。部屋のグレードによって内容は異なるものの、 フランス料理の世界大会で3位に輝いた菊池昭宏シェフが、国内外から仕入れた最高の食材を使った料理で楽しませてくれる。

メニューは仕入れた食材や季節で毎回変わり、この日のディナーは紫芋のスープ、多彩な食材を使った前菜、ボリューム満点の魚と肉の主菜など。国内外から訪れる宿泊客の国・文化・年齢・好みに合わせて、料理のボリュームや食材を調達し、自然の中で一夜限りのスペシャルディナーを楽しませてくれる。

人を動かすグランピングの可能性

“東京の秘密の森に、世界一美しいアウトドアフィールドを”というコンセプトに共鳴し、「Circus Outdoor TOKYO」にはオープンからわずか2年であるにも関わらず、国内はもちろん海外からも多くの宿泊客が訪れているという。「ここは国立公園内ということもあってサルやカモシカ、タヌキなどの野生動物をよく見かけます。それに標高が高く季節の変化がはっきりしていて、春から夏にかけては一面の緑、秋になると色とりどりの紅葉、冬には雪景色を見ることができ、いつ来ても素晴らしい景色を楽しんでいただけます。東京都内にこのような雄大な自然があることを、ぜひ知っていただきたいですね」と田中さんは語る。

キャンプやアウトドアに無縁な人でも違和感なく過ごせる「Circus Outdoor TOKYO」。一日だけデジタル依存を断ち切り、大自然の中で“何もしない時間”を過ごしてみよう。都会生活で忙しく過ごされている方こそ東京都内とは思えない程の大自然が残る多摩地域に足を踏み入れることで心と体がリセットされるはずだ。

まだある多摩地域でできる自然遊び

次の週末は都心の喧騒を離れてのんびり過ごしたい。そんなときは、ちょっと足を伸ばすだけで東京の別の顔に出合える多摩地域に出かけてみてはいかがだろう。自然があふれる西多摩、文化の香りが漂う北多摩、田園都市の風景がある南多摩など、それぞれに特徴のあるエリアが広がり、わさび採り&山菜摘みやトレッキングといったエコツアーを体験できる。そんな体験などを紹介している「アソビュー!」、西多摩地域におけるシェアサイクル事業「東京渓谷サイクリング」、多摩地域と島しょ地域の観光情報サイト「TAMASHIMA.tokyo」などを参考に、知られざる東京体験を満喫しよう。【ウォーカープラス/PR】

「NATURE TOKYO EXPERIENCE」とは

豊かな山々に囲まれた多摩、青空と海が広がる島々。日本の中心都市の顔とは違った、“東京の自然”という今までにない魅力を感じることができる多摩・島しょエリアに着目し、体験型・交流型の新たなツーリズムを開発する事業を応援するプロジェクト。(協力/公益財団法人東京観光財団)

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