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函館のイカはなぜおいしいのか?それにはれっきとしたワケがあった!

2017年7月13日

函館名物といえば、思いつくのはやっぱり「イカ」。函館では毎年6月にスルメイカ漁が解禁となり、早朝から「イガァ~イガァ~」と、朝捕れの新鮮なイカを売り歩く行商もいるほど。国内で漁獲されるイカの半分以上がスルメイカであり、「イカの中のイカ」ということから、函館では地方名で「真イカ」と呼んでいます。では、なぜ函館のイカは美味しいのか? その秘密を探るべく函館市漁業協同組合を訪ねてみました。

成熟しきった頃、イカは函館沖に到着する!

「成熟しきった真イカが、6月頃に函館沖を通過するんです」と、教えてくれたのは函館市漁業協同組合の松川雅樹さん。約1年かけて日本海沿岸を周遊しているスルメイカ。東シナ海から山陰にかけて産卵し、孵化したスルメイカは対馬海流や黒潮に乗って北上します。豊富なプランクトンを食べ、津軽海峡の荒波にもまれ育ったスルメイカは、函館沖に到着する頃、成熟したイカとなります。この恵みを受けているのが函館というわけです。

新鮮な状態で店に並ぶよう流通体制を確立

また、函館ではイカの流通体制がしっかりと確立されていることもおいしさの秘訣となっています。水揚げされたイカは、ただちに競りにかけられ、その日の朝には小売店や飲食店に運ばれます。このように函館では、新鮮なうちにイカを食すことができるのです。

函館では6~12月にスルメイカが味わえるほか、1~5月にはヤリイカも味わえます。身が厚くたっぷりのゴロが特徴のスルメイカは、刺身にしても良し、焼き物、煮物にしても良し!
一方、ヤリイカはスルメイカに比べ体格が小さく身も薄いですが、刺身にすると上品な身の甘みが楽しめます。

「肉厚になる8月以降のイカは食べごたえがあっておいしいですよね。でも個人的には、まだ小ぶりですが身が薄く刺身にすると絶妙な甘みと食感が楽しめる6~7月のイカが大好きです」と、松川さん。季節や時期によっても異なるイカの旨み。何度も函館に足を運び、その味わいを楽しみたいですね。

函館のイカはおいしいだけではなく、夏の夜の沖合を飾る「漁り火」も風情たっぷり。暗い沖合に集魚灯の光が並ぶ光景は、とても絵になります。煌々とした漁り火は人工衛星からもハッキリ見えるそうですよ。ぜひ、目でも口でも函館のイカを楽しんでください。

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