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「テンペスト」沖縄観光ガイド

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綾門大道(あやじょううふみち)

国営沖縄記念公園(首里城公園):綾門大道

施設データ
住所
守礼門から中山門(現存せず。現在の安国寺あたり)への通り
TEL
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開館時間
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閉館・休館日
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入場料
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駐車場
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交通アクセス
ゆいレール:「首里駅」下車徒歩約15分/路線バス:「首里城前」下車徒歩約3分
ホームページ
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禁煙・喫煙
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施設紹介

守礼門から中山門(現存せず)が対となった約500メートル間の大手道です。道そのものは崇元寺から那覇港へと続きます。15世紀初め、今から約600年前に、琉球の歴史で確認できる最初の計画道は整備されました。道幅約12メートル、路面は石灰岩の粉(いしぐー)が敷き詰められた美しい道でした。
綾門大道には「美しい門の道」という意味があり、守礼門は「上の綾門(うぃーぬあいじょう)」、中山門は「下の綾門(しむぬあいじょう)」と呼ばれ、牌楼様式の門だったとされています。しかし、中山門は1908年5月に老朽化のために取り壊され、現在も復元されておりません。
当時としては王都で一番大きな通りであり、かつて訪れた中国の冊封使(さっぽうし)もその道の広さを称賛したと言われています。また、琉球王朝時代は新しい国王が即位する際、一世一代に1度だけ記念し「綾門大綱(あいじょううーんな)」という大綱引きも行われていたようです。


小説「テンペスト」の中で…

浅倉雅博は、この道の先の鳳凰木のもとで真鶴を待ち続けました。真美那と寧温がここを歩き、通りを騒がすシーンもあります。

冊封使のメインイベントは何といってもパレードである。琉球の迎賓館というべき冊封使の宿泊する天使館から王国のメインストリート綾門大道(アヤジョウウフミチ)を通り首里城まで至る全行程四キロメートルを冊封使一行が華やかにパレードする。
(第二章 紅色の王宮へ:単行本上巻97ページ 文庫本第一巻134ページ)

真鶴は遠くに鳳凰木の赤い花が咲き乱れているのを見つめた。そこに人影が立っているのも見える。今、雅博の元に行けばきっと女として最高の幸せを得られるだろう。だから約束の場に向かおうとしている。しかし国土は真鶴という女よりも、寧温という偽りの性を必要としていた。
「真鶴、寧温、私は今、誰になればいいの?」
高札と鳳凰木の間で何度も揺れる真鶴だった。
【風にもまれゆる糸柳心ませ立ててたばうれかなし里前】
かじにむまりゆる、いとぅやなじぐくる、ましたてぃてぃたぼり、かなしさとぅめ
(私の心は風に揉まれる糸柳のように揺れています。どうか垣根を立てて風を防いでください、愛しいあなた)
(第八章 鳳凰木の恋人たち:単行本上巻367ページ 文庫本第二巻221ページ)

守礼門から綾門大道に出た瞬間、人混みが歓声と共に後ずさる。
「おい、あの妖しい二人は何だ?」
「新しい踊奉行か。すごい。何という色気だ」
男同士のような、女同士のような、見る者を倒錯の世界へ誘うカップルの出現に王都のメインストリートが騒然となる。真美那は内股で歩き、道行く人に微笑みかける。美青年ではすまされない横溢する色気に庶民は圧倒される。
(第十五章 巡りゆく季節:単行本下巻282ページ 文庫本第四巻98ページ)